早期発見の為の認知症初期症状を見抜くチェック
認知症は、他の病気と同様に早期発見が大切です。
たしかに、現代の医学では、認知症を治療することはできませんし、仮に早期発見でも完治することはありません。
しかし、認知症も早期で治療を行えば、病状の進行をより遅らせる事ができるし、そういう薬があります。
なので、認知症も早期発見が重要という事です。
では、早期発見をするにはどうしたらいいのでしょうか?
まず、認知症発症時の主な症状が出たかどうかをチェックしましょう。
認知症発症時の主な症状としては、
1.現実になかった事を話すようになる。
2.何度も同じ事を繰り返し言うようになる。
3.身近な人の名前を忘れる。
があります。
当の本人は、これらを自覚しても周りに話すどころか隠そうとする場合が多いので、周りがしっかりと気づきましょう。
しかし、実は、これらの症状が出た時は、すでに認知症がかなり進んでいることが多いのです。
では、認知症の早期発見は、どうすればできるのでしょうか?
フジテレビ系列で放送の「してみるテレビ!教訓のススメ」で、認知症の初期症状を見抜くチェックをしていました。そのチェックを紹介します。
①ティッシュ・トイレットペーパーを切らしていることが増えた。
②気が付くと財布の中に小銭がたまっている。
③最近、甘いものやしょっぱいものをよく食べるようになった。
④シャンプーの量が減っていない。
どういうことか解説します。
①もともとの性格で切らしていることが多い人は問題ないのですが、そうでないにもかかわらずそういう状態になっていることが増えると、必要なのに忘れているという事で要注意。
②小銭がこんなにたまっていることがなんでだろう?と思いだせないのが要注意。小銭の端数処理がや端数処理をするという事ができなくなり、小銭がたまる。なかには、その状態を受け入れることが怖くて押し入れにため込んだ小銭をしまってしまう人もいます。
③認知症は脳の病気で、脳の処理のひとつである味覚が鈍くなってしまい、味を薄く感じてしまい濃い味を好むようになるから。
④お風呂に入るにも、服を脱いでお湯を汲んでお風呂に入るというように、色々な段取りというか段階があります。認知症になると、入浴の段取りができずに、頭を洗い忘れてしまう事が多くなり、シャンプーが減らないという事が起きる。
という事です。
これらは、あくまで認知症の初期症状の目安のひとつですので、当てはまったからといっても必ず認知症だという事ではありません。
しかし、性格上の問題で当てはまるのではなく、気付いていたらそうなっているという自覚がある方は、一度病院を訪ねてみてください。
とにかく、認知症も早期発見が大事ということは覚えておいてください。
ご紹介します!認知症で悩んでいるあなたへ!
はっきり言って認知症の介護は非常に大変です。育ててもらった母親・父親、愛する配偶者が認知症で違う人に変わってしまい、暴力や暴言は当たりまえで、ひどければ排泄物を投げつけてくるなどの行為もあり、介護者が精神的に参ってしまいます。
認知症患者本人も、正常に戻る瞬間は、とてもつらいものがあります。
でも、認知症は現代の医学では治らない…とあきらめていませんか?
認知症の改善をあきらめないでください。まだ手はあります。 その方法を知っておいて損はないです。
書籍で学ぶ認知症
認知症の本ってけっこうあります。何でも安くそろう安心のアマゾンで扱っている、おすすめの認知症の書籍を紹介しておきます。